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晴れ、雨

晴れ雨「俺はずいぶん前から考えていたんだ」
と言って彼は別れの言葉を口にします。
私は全く持って現実感がまるでありませんでした。
なぜなら、数日前まで
「次のデートはどこへ行って何をしようか?」などと話していましたし
お互いに思い合えているんだという実感も抱くことが出来ていたからです。

「この前、普通に話をしていたじゃない?」
「一体、貴方の中で何が起こったの?」
そう聞いてもみたのですが、彼は私の目を1度も見ることがありませんでした。
いつもならばシッカリと私の目を見てくれるのですが。

目をあわせられない何かが彼の心に生まれているのだ思いました。

「急に俺も切り出してしまったから、何回かに分けて話し合おうとは思っている」と彼は言います。
そして実際に何度かかれと話し合いを持ちました。
しかし、話す内容はたいてい同じ事で、何も結果として生み出すことが出来ませんでした。

彼とは話し合いなどもう良い。
彼が離れたいというのだから仕方が無いと私も少しずつ現実を受け止めるようになり
彼との関係はお仕舞いにしました。

真意は今でも分かりません。
彼が何を思い、何を考えていたのかは今となってはもうどうでも良いことになっています。
彼との恋愛で学んだのは
「天気の良い時に大雨が降ることなんて全く考えてもいないんだ」ということです。

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